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更新日:2023年6月1日
観光情報
明治41年(1908)、栃木県に生まれた田中一村は、幼少の頃から天才的な才能を発揮し、中学(旧制)時代すでに南画家として知られていました。大正15年(1925)、東京美術学校(現在の東京芸術大学)日本画科に入学、将来を嘱望されながらも、病気や生活苦の中で次第に中央画壇とは一線を画すようになりました。
昭和33年、50歳の時に南の島々の自然に魅せられ、奄美大島に移り住みました。紬染色工として大島紬の工場などで働きながら、衣食住を切り詰め、不遇とも言える生活の中で奄美を描き続け、昭和52年(1977)、69歳でその生涯を終えました。
奄美大島では笠利町の奄美パーク内にある田中一村記念美術館にて、田中一村の作品を鑑賞することができます。
田中一村は、この家で誰にも看取られることなく、ひっそりとその生涯を終えました。田中一村住居跡は現在、名瀬有屋町に保存されています。
ここは、奄美の中でも天然林が半分も残っていることで有名。イタジイ、イジュ等は樹齢100年を越すであろうといわれています。巨大なヒカゲヘゴを写し込んだ観光ポスターでも知られています。
老年の樹林内には奄美固有の植物や、わが国初発見の植物なども見られます。また、国指定天然記念物のルリカケス、アカヒゲ、オオストン、オオアカゲラ、アマミノクロウサギ、ケナガネズミアマミヤギシギ等固有種の鳥類、動植物類が生息しています。
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