ハブに関する注意
「ハブ」の生態
ハブはクサリヘビ科マムシ亜科ハブ属の毒蛇で、奄美群島では、奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島・徳之島に生息しています。
- ハブは18~30℃(特に24℃前後)が最も活動しやすく、一年の中では、4~6月と9~10月が活動の盛んな時期です。
- ※冬期は気温の低下により活動が鈍ると言われていますが、年間を通して野外にいることに変わりはありません。
- 直射日光に弱く、日光を避けて草木等の陰にいることが多いので注意しましょう。
- また、一日の行動範囲は100メートル以内で、一度見かけたら、まだその付近にいると思われるので注意が必要です。
- ハブの餌は80%以上が野ネズミで、この他に鳥類やトカゲ、カエルなどを食べています。
「ハブ」の危険性
ハブはS字形にした体を瞬間的に伸ばすことによって、相手に咬みつき、全長の3分の2の距離までが攻撃範囲となります。
ハブの毒は出血毒で、咬まれると激痛と腫れが広がり、筋肉が溶かされて、ひどい場合は死亡することがあります。
「ハブ」に咬まれないための7か条
- 道路の中央を歩く。
- 不用意に草むらに入らない。
- 夜は照明を持って歩く。
- ハブやネズミの隠れ場所になる家の周りの草や木の枝などを刈る。
- 草むらに入るときは深い長靴を履き、棒であらかじめ叩いてから進む。
また、ハブを見つけたら1.5メートル以上離れる。
- 小屋などの戸を開けて入るときは、上下左右・頭上を確かめてから入る。
- 草むらや川岸で作業するときは、つばの大きな帽子、厚手の長袖シャツ、革手袋、脚はん、長靴を着用する。
もしハブに咬まれたら?
すぐに医療機関で治療を受けることが大切ですが、医療機関に着くまでの応急処置が咬傷の重症化を防ぐうえで極めて重要です。


注意喚起パンフレット(来島者向け)
奄美大島のハブについて(来島者向けパンフレット)(PDF:1,881KB)
(PDF:1,882KB)