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更新日:2021年6月18日
当館は、奄美群島唯一の総合博物館として昭和62年(1987)7月に開館して以来、32年間にわたり、奄美群島の自然・歴史・文化を理解するための調査研究、資料収集保存、資料展示公開、教育普及の拠点的施設として活動を続けてきました。
奄美群島の奄美大島・徳之島、琉球諸島の沖縄島・西表島の4島は、世界自然遺産の候補地に選定され、令和2年(2020)の登録を目指した取り組みが進められています。平成29年(2017)、自然保護に人の暮らしまで視野に入れた「環境文化型国立公園」という新概念の国立公園、「奄美群島国立公園」が誕生しました。
当館では、こうした情勢に鑑みて、開館から30年以上を経過した展示を、その間の調査研究成果を反映させて一新を図り、令和元年(2019)に全面リニューアルを行うことになりました。
奄美の文化は、日本文化を基盤としながらも、琉球国統治時代には琉球文化の影響を受け、薩摩藩統治時代には鹿児島文化の影響も強く受けながら醸成された独特のものです。奄美と沖縄の歴史は、江戸時代以降、大きくちがっていきます。その歴史のちがいが、奄美と沖縄の似て非なる文化を生み出してきました。
令和元年の展示リニューアル事業においては、環境文化概念を根幹にすえて、奄美の自然・歴史・文化の体系的整理を行い、「環境文化博物館」をめざして展示を構成しました。人びとの環境利用だけにとらわれがちな環境文化概念に、当館独自の歴史的視点も加えた展示を、奄美と沖縄のちがいを意識しながらご覧いただきたいと思います。
名称:奄美市立奄美博物館
住所:奄美市名瀬長浜町517番地
電話:0997-54-1210
FAX:0997-53-6206
開館:昭和62年7月
午前9時~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
休館日:第3月曜日、年末年始(12月28日~1月1日)
区分 |
個人 |
団体 |
|
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常設展示観覧 |
一般 |
310円 |
220円 |
高校生・大学生 |
150円 |
100円 |
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小中学生 |
100円 |
50円 |
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企画展示観覧 |
1,000円の範囲で別に定める |
1階展示室は、海をイメージした、博物館の、そして奄美旅の導入空間です。奄美を理解していただくための色々な情報を集めています。
奄美大島に生息する珍しい生き物の飼育展示もあります。
2階展示室は、里をイメージした奄美の歴史と文化のフロアです。
当館が所蔵する古文書「南島雑話」の写本(奄美市指定文化財)に描かれた幕末の奄美大島の挿絵と実際の民具を合わせて紹介しています。また、「南島雑話」の検索装置を設置し、代表的な挿絵(約40点)と現代語訳をデジタルで見ることができます。
また、旧石器時代から現代までの奄美の通史を、各時代ごとに実物資料を多数展示して解説しています。
その他にも、さわって楽しめる「織り機」と「サトウキビ搾り機」コーナーがあります。
3階展示室は、山をイメージした奄美の自然と暮らしの一年のフロアです。
ジオラマでは、奄美の森を体感でき、動植物の情報を調べることもできます。
壁面では、奄美大島に暮らす人びとの一年を、自然の移ろいとともに月ごとにまとめて展示しています。
そのほか、奄美の昔話などの絵本や小湊フワガネク遺跡を紹介するコーナーなどもあります。
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