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更新日:2019年12月9日
平成30年9月、奄美市の名瀬・住用地区の給食提供を行う学校給食センターが稼動いたしました。
新しい学校給食センターには、給食調理員はもちろん、専任の栄養教諭も常駐して、子どもたちの給食に関わっていきます。
毎日子どもたちが食べている給食の栄養バランスを考えて、献立を作っているのは、栄養教諭の皆さんです。それを美味しい給食に作り上げていくのが調理員の皆さんです。
給食センターになっても、これまでと変わりなく、栄養教諭と調理員が、一緒に子どもたちの栄養や食事の大切さを考えながら、美味しい給食を提供していきます。
また、季節の野菜や地場産品を学校給食に取り込みながら、児童生徒の皆さんに、食の大切さ、奄美の自然や文化の素晴らしさも伝えていきます。
新しい「学校給食センター」は、どんな施設なのでしょうか?ちょっとのぞいてみましょう
学校給食センター1階図面(画像をクリックすると別ウインドウで開きます)
水色のエリア:水色の区域は「非汚染作業区域」で、主に調理作業を行います。菌を遮断して調理を行うために、他のエリアと分離されています。アレルギー専用調理室を設けてあります。
赤色のエリア:赤色の区域は「汚染作業区域」で、食材の受け渡しや下処理を行う部屋になっています。非汚染区域との人の行き来や物資の逆流を防ぐように、物理的に分離しています。
黄色のエリア:黄色の区域も「汚染区域で」食器や食缶、コンテナの洗浄を行います。アレルギー食の洗い場も別に設けてあります。また、県内で初めて、洗浄が出来る和え物用回転釜を導入しました。揚げ物用の食油は、自動搬送システムにより、衛生的、効率的に搬送を行います。
緑のエリア:事務室や見学通路になります。衛生管理のため、調理員の通路とは区分けをしています。
ピンクのエリア:ピンクの区域は「前室」です。水色や赤色エリアに入室する前の除菌室になっています。エアーシャワーが設置され、水色エリアの非汚染区域に菌が持ち込まれるのを防ぎます。
学校給食センター2階図面(画像をクリックすると別ウインドウで開きます)
2階には、会議室、見学フロア、調理員等の休憩室を設けています。
見学用に、段差を設け、より近くで見学できるように工夫しています。
美味しい給食を作ることはもちろん、安全な給食のためには、衛生管理は特に徹底しなければなりません。
今回、給食センターでは、「学校給食衛生管理基準」に則して、床に水を流さずに、乾燥した状態を保つ完全ドライシステムを導入しました。
また、作業工程は一方通行となっており、汚染区域と非汚染区域は、行き来が出来ないように区分けされ、二次汚染防止にも努めています。
この設備を生かして、安心安全な給食を届けるために、職員の健康管理や衛生管理も徹底していきます。
学校給食センターの1日(画像をクリックすると別ウインドウで開きます)
新しい給食センターでは保温65℃以上、保冷10℃以下を2時間以上キープできる高性能食缶を使用して配送を行います。「温かいものは温かく」「冷たいものは冷たいまま」に給食を届けます。
(一財)地方自治研究機構との共同調査研究として「学校給食に連動した地産地消・食材流通による地域活性化に関する調査研究」を実施いたしました。
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