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更新日:2023年10月19日
市下水道事業では、令和5年10月1日から下水道料金を改定しました。
今後も衛生的で快適な暮らしを守り、適切な汚水処理を行ってまいりますので、利用者の皆さまのご理解とご協力をお願いします。
10月の検針で確定する料金「10月分」(9月ご利用分)までは現行料金で請求し、「11月分」(10月ご利用分)から新料金を適用します。
最初に請求される料金から新料金を適用します。
水道料金 | 下水道料金 | 合計 | |
---|---|---|---|
改定前 |
3,487円 |
2,640円 | 6,127円 |
改定後 | 3,487円 | 3,300円 | 6,787円 |
新料金の簡易計算ができます。
市下水道事業では、昭和52年に事業着手して以来その整備を進め、令和4年3月末時点の普及率(行政人口に占める下水道への接続可能な区域の人口比率)は93.2%となり、全国でも有数の高い普及率となっています。しかしながら、人口減少や節水機器の普及により料金収入が減少する一方、更新が必要な管や設備が増加するなど、収入および支出の両面から厳しい事業運営となっています。
【奄美市の総人口と汚水人口の推移予測】
注【汚水処理人口】下水道に接続可能な人口+合併浄化槽使用人数
下水道事業には「雨水公費・汚水私費」の原則があり、汚水をきれいにするために必要な経費はすべて下水道料金収入(私費)からまかなうものとされています。しかしながら、市の汚水処理にかかる費用に対して下水道料金収入でまかなえている割合は80.53%で、不足する残りの分は市の予算である一般会計からの繰入金で補てんしている状況です。
また、前回の料金改定から10年以上も経過しており、その間経営効率化による費用の抑制や一般会計繰入金で現行料金を据え置いてきましたが、このまま推移すると、事業経営にまで支障をきたし、安定した汚水処理が危ぶまれる状況です。
これらの状況を鑑みて、より一層安全・安心で将来に向け安定した下水道とするため、下水道料金の改定をお願いすることとなりました。
有識者や市民の公募委員などで構成された「奄美市下水道事業運営調査会」を設置し、奄美市下水道事業の現状や課題を踏まえ、経営健全化についてご審議いただいた中で料金改定を検討してきました。
奄美市下水道事業運営調査会の詳細ページはこちら:奄美市下水道事業運営会
料金改定の時期を先延ばしにすることで、しばらくの間の追加負担はなくなりますが、将来の改定率がより高くなってしまいます。将来を見据えた長期的な計画のもと、今のタイミングで料金改定を行うことで利用者の皆さまの急激な負担増を避けることを目的としています。
今回の値上げは下水道料金のみであり、水道料金については変更ありません。
使用水量が5立方メートル以下のご家庭については、従量料金は据え置きとなっています。そのため基本料金のみ「110円~220円」の値上げになります。
引き続き経営の改善を図りながら、当分の間、値上げのない料金設定としております。今後については、経営状況を見ながら定期的に事業経営について審議することとしています。
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