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更新日:2024年7月9日
奄美大島には、アマミノクロウサギやアマミヤマシギをはじめ、多くの固有種や絶滅危惧種を含む貴重な在来生物が生息・生育していますが、近年、ノネコの山中での繁殖や在来生物の捕殺が確認されており、ノネコによる生態系への影響を防ぐための早急な対策が必要となっています。
「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」を策定しました(2019年3月)。
上記計画策定にあたり、奄美大島におけるノネコの希少種への影響について環境省、鹿児島県、奄美大島5市町村での協議を踏まえ、平成30年2月20日から平成30年3月5日まで管理計画の意見照会を行いました。
ノネコ管理計画に基づき対策を着実に進展させるため、具体的な手順やスケジュールを示すロードマップを策定しました(2023年度改訂)。
ノネコの捕獲や譲渡に関するお問合せと回答をご覧いただけます。
奄美大島の生態系に対するノネコの影響を減らすためには、ノネコの森林からの排除とその発生源を抑える総合的な対策が必要です。
そこで、ノネコの捕獲だけでなく、これまでに行われてきた飼い猫やノラネコの対策も踏まえた管理計画を策定することになり、行政や地元の団体を含む関係機関で計画における基本方針や目標、役割分担などについて協議を進め、平成30年に「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」を策定しました。
また、令和2年には管理計画に係るロードマップを策定(2023年度改訂)し、計画における各機関の役割、具体的な取組と目標を年ごとに掲げ、着実に対策を進めています。
ロードマップにおける2027年度の目標である「島内全域におけるノネコの低密度化、集落及び市街地地区から新たなノネコ・ノラネコが発生しない」に向け、ノネコの捕獲・発生源対策などの進捗状況の整理・内容の点検・見直しなどを行い、最終目標である生態系に対するノネコの影響の排除、在来種の生息密度や生息範囲の増加・回復の達成に向けて取り組んでいます。
森林内のノネコの捕獲については、ノネコ管理計画に基づき環境省が実施しています。
環境省が捕獲したノネコは、ノネコ管理計画に基づき奄美大島5市町村で構成する奄美大島ねこ対策協議会により
を行い、一定期間収容を行います。
譲渡が決まった個体については、協議会により
を実施し、譲渡認定者に引き取っていただいています。
奄美大島ねこ対策協議会では、捕獲したノネコの新しい飼い主となっていただける方(譲渡認定者)を随時募集しています。
譲渡認定者の基準、申請方法、費用負担など詳しくは、奄美大島における生態系保全のため捕獲したノネコ譲渡希望者の募集についてをご覧ください。
なお、譲渡認定者の基準・費用負担などにつきましては、譲渡事業を行っている他の地方公共団体の事例を参考に設定しております。
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